■保存料は一切使用しません。
保存料不使用のテーマは、食品製造業にとって最初のハードルです。
その場で作ってその場で売る以外の食品製造は「残り時間」との戦いです。
昨今を騒がせている賞味期限問題も時間という取引課題をクリアするための苦肉の策であるとも言えます。かといって許される事ではありません。
しかし、食べ物は置かれた環境や温度によって変化します。
野菜などの植物は、刈り取られた瞬間から「土に還る」準備に入ります。
人間から見れば「傷んでいく・腐っていく」ということです。
その腐敗等を防止するのが保存料なのですが、安易に現象を止める目的に絞りすぎた化学合成による食品添加物が増えてきました。それらの人体に及ぼす影響も知られるようになり、合成品の保存料は使わない方向になってきています。
しかし、流通や商品管理、色等の品質保持のためには、まだまだ使われるものが多いです。
「保存食」は、なにも最近の食品ではありません、塩漬けや酢漬けなど古来の保存食はいくらでもあります。
それらの製造法や組み合わせを紐解いていくと、合成品を使わなくても保存の効く食品を作ることは可能なのです。ただし、それには原材料を厳選し、上手く組み合わせて「美味しく」仕上げなければなりません。
リンゴ酢、などは保存目的にも酸味目的にも使える便利な素材です。
しかし、現代の流通食品は、調味だけでは品質を保持することが難しい食品の方が断然多いです。
傷むからこそ食べ物ですが、それを傷まないように加工する技術は資金も時間も必要とされます。
冷凍食品・レトルト加工食品食品などの技術は最も成功した製法のひとつと言えるでしょう。
